宇宙からきたかんづめ
子供の頃に初めて買ってもらった本が、
佐藤さとるの「だれも知らない小さな国」
だったことは、先日書きましたが、
実はこの本を買ってもらうには、きっかけがありました。
私自身、記憶は確かではなかったのですが、
娘が広陵町立図書館で借りてきた本を読んで、
当時の記憶が蘇りました。
その本は、同じく佐藤さとる全集(6)です。
この中の「宇宙からきたかんづめ」というお話が、
いまは廃刊となっているようですが、
私が小学校1年生の頃は、単行本として出版されていて、
学校図書室の利用指導のとき、
初めて選んだ本だったのです。
スーパーマーケットで手に取ったパイナップルのかんづめが、
本当は地球を観察中の宇宙人の休憩所だった。
かんづめの中から不思議な声が
少年におもしろい話をいろいろ聞かせてくれる。
私はほとんどのお話を忘れていたのですが、
「とんがり帽子の高い塔」は強烈な印象で、
いつどの本で読んだのかは忘れていましたが、
話の内容は鮮明に覚えていました。
当時の私にはきっと不思議なだけだったでしょうが、
今読むと、その不思議さは
アキレスと亀や数学の極限の考えに通ずるものです。
佐藤さとるの本との出会いがファーストインパクトだとすれば、
セカンドインパクトともいえる
「ゲーデル,エッシャー,バッハ―あるいは不思議の環」
との出会いも必然に感じられます。
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