三木成夫「内臓のはたらきと子どものこころ」
「脳ブーム」と言われて久しい。いままでも、何度か「脳」はブームになっているけれど、今回のブームは長く続いているように思う。また、今回の特徴は脳を”トレーニング”するということではないだろうか?教育改革の流れと相まって、学校での100ます計算の取り組みもこの「脳ブーム」とおなじ”トレーニング”という視点で論じられることに違和感を感じる。
文科省も脳への偏重を危惧したのかどうかは知らないが、昨年から学校では「早寝早起き朝ごはん」運動が行われている。学習習慣を身につけるには、まず規則正しい生活習慣が必要という主旨らしい。私はこの中に「朝ごはん」が入っているのはすばらしいことだと思う。
内臓のはたらきと子どものこころ によると、胎児は母の胎内で魚類から両生類、爬虫類、ほ乳類と続く進化の歴史をたどる。人間の体内時計が25時間というのは、生命の故郷である大海原の潮汐リズムと関係が深い。このリズムを1日24時間の昼夜リズムに合わせるには、生活環境、家庭環境、社会環境といった「外部環境」だけではなく、胃袋を中心とした本人の「内部環境」が大切である。
「食育」も盛んになってきているが、食のリズム、内臓感覚とこころの観点からも、食について考えると新たな発見があるように思う。
トラックバック URL :
コメント (0)