2007/10/29 月曜日

犯罪被害給付制度と高額療養費

カテゴリー: FP — mitsuhiro @ 20:32:06

先週見たTV番組の話題を今頃で恐縮なんですが、その内容がFPとしてあまりにも気になったので書いてしまいます。その番組は日テレの「ザ!世界仰天ニュース」の「宇都宮猟銃発砲事件 被害者の悲劇」という話題です。この番組は息子が好きでよく観ているようですが、私は滅多に見ないので、番組の雰囲気や流れなどはよく分かりません。このコーナーだけを観ての意見になるので、誤解や思い違いがあるかもしれませんがご了承ください。放送内容は、宇都宮市で2002年に起きた散弾銃による殺人事件で、たまたま目撃した隣家の主婦が撃たれて重傷を負い、一命は取り留めたものの、頭部などに散弾が100発近くも取り出せないまま残ってしまい、左目も眼球摘出、半身不随と言語障害の後遺症があるとのことです。誰もが犯罪被害に遭う可能性があるということを気づかせてもらえたり、ご主人の献身的な介護に心を打たれたり、ほとんどの部分は共感し感動することが出来ました。しかし、手術費や入院費で120万円の請求や、1ヶ月の請求額が70万円や、介護保険の対象でなかったので家の改築費や医療費で1500万円もの出費になったなどの情報は視聴者に誤解を与えるのではないでしょうか。VTRのあとで日本の犯罪被害者に対する補償の充実を求めていました。たしかに、犯罪被害者に対する補償は充分とは言えないと思いますが、現行の補償制度を正しく伝えずに、批判のみを行うのは、被害者救済の意味からも逆効果ではないでしょうか。ひとつ一つ検証していきたいと思います。
犯罪被害に対しては、被害者は加害者に対して損害賠償を求めるのが基本ですが、宇都宮事件のように加害者が自殺し、その遺族が相続放棄することで、請求できないことや、加害者側に賠償金の支払い能力がないことが多々あります。以降はこのような場合として考えていきます。
まず、事件直後の手術費や入院費として多額の請求をされたと言うことですが、「警察による犯罪被害者支援ホームページ」によると、犯罪被害給付制度により、犯罪で重傷病になった場合は、重傷病給付金として、1年を限度とした医療費の自己負担相当額が支給されるそうです。(ただし、宇都宮事件の2002年当時は3ヶ月限度だったと思います)さらに、障害が残った場合には、障害に応じて障害給付金が一時金として給付されます。
また、毎月高額の医療費が必要であるということですが、一ヶ月の医療費の自己負担額が一定限度を超えると(所得により限度額は決定される)、超えた部分が払い戻される高額療養費制度があります。また、各市町村には重度心身障害者に対する医療費の助成制度があります。(ちなみに、宇都宮市は所得制限無しに助成が受けられるようです
介護保険の対象でないのでという部分については、そもそもの介護保険の意味を間違えています。介護保険とは高齢により介護が必要になったときのための制度です。65歳までの方が障害の状態になったときには、国民年金や厚生年金から障害年金を支給してもらうことになります。住宅の改造に対する助成や介護用品の支給は各自治体に問い合わせないと分かりませんが、行っているところが多いと思います。宇都宮市の場合は住宅改造費の助成も紙おむつ等のケア用品の支給もその他の制度があるようです。

知らずに請求しないともらえないというところは問題かもしれませんが、しっかりと請求できるように”知る”ことも大切だと思います。マスコミも”知らしめる”役割を果たすべきではないでしょうか?年金制度をただ批判するだけでなく、老齢年金以外に障害年金にもなるということや、犯罪被害者救済に税金がどのように使われているかを正しく知った上で、よりよい制度を求める必要があるのではないでしょうか?

2007/10/25 木曜日

修学旅行

カテゴリー: 日常 — mitsuhiro @ 8:40:37

今朝、息子が大きなリュックを背負い、広島へ小学校の修学旅行に行きました。息子が小学校の1年生まで広島に住んでいたので、まるで自分が案内するような気持ちで、何日も前から張切って出かけていきました。
広島は、私にとっても特別な地です。大学入学とともに親元を離れて初めて一人暮らしをした地であり、生涯の友を得、職に就き、妻と出会い、3人の子供が生まれたのはすべて広島です。青春の地であり、私たち家族の出発の地でもあります。途中、大学の移転で東広島市にも住んではいましたが、19歳から35歳までの16年間を広島で過ごしました。
息子が小学校の修学旅行に出かけると、月日の流れの速さとともに、息子の成長の喜びを感じます。広島に住んでいた頃は、息子はまだ幼かったので、被爆地としての広島はまだあまり教えていませんでした。今回の修学旅行では平和公園や資料館を見学してくるようです。彼にとっても特別な地である広島の被爆地、平和都市としての姿を、どのように受け止めて帰ってくるのかが、今から楽しみです。

2007/10/16 火曜日

Sketchcast

カテゴリー: HP作成 — mitsuhiro @ 22:07:52

動画共有サイトはYouTubeニコニコ動画(RC2)など、乱立状態といっても良いほど様々盛んですが、動画を作成するのは私のような素人にはいささか敷居が高いと思います。このSketchcastは手書きのスケッチを記録して再生するだけですので、非常に簡単です。スケッチには説明の音声も付け加えることが出来ます。文章だけでは伝えにくいことや、改まった図ではなくササッと手書きスケッチで説明したいことなどに向いていると思います。金融や税金についての説明にも今後使ってみたいと思っています。今回は前に書いた常用字解の内容を書いてみました。いかがでしょうか?

2007/10/15 月曜日

二上山

カテゴリー: HP作成 — mitsuhiro @ 21:27:19

HPのタイトルはどこの景色かという質問を受けることがあります。右端のほうに見えているのが二上山で、当事務所から南西方向の景色です。二上山は奈良県葛城市と大阪府太子町の間に位置し、北の高い方が雄岳、南の低い方が雌岳と二つの山頂を有します。大津皇子の墓が雄岳山頂付近にあり、麓には中将姫で有名な当麻寺、垂仁天皇の時代に當麻蹶速と野見宿禰による日本初の天覧相撲が行われたとされており、相撲発祥の地とも言われています。古来より神聖な山岳として崇められてきたそうです。
二上山は私にとっても思い入れのある山です。小学生の頃は毎日、二上山の様子を見てその日の天気を想いながら通学し、二上山に夕日が沈むのを合図に帰宅していました。大学で奈良を離れて、広島に行ってからは、帰郷の度、近鉄大阪線で河内国分を過ぎ、府県境のトンネルを過ぎると南側にまず雄岳が見え始め、二上山のふたこぶがそろって見え始めると、郷里に帰ってきたことを実感したものです。
タイトルに使ったのは残念ながら写真ではなく、NASAデータ(日本人宇宙飛行士の毛利衛さんのミッションらしいですが)を使って、terragenという3D景観ソフトでレンダリングしたものです。

2007/10/9 火曜日

年金記録問題つづき

カテゴリー: FP — mitsuhiro @ 21:05:50

先日妻の年金記録に問題が発覚したので、今日早速、最寄りの社会保険事務所へ行ってきました。一時よりは空いていると聞いてはいたのですが、午前11時に行って受付番号57番で20人待ちでした。以前社会保険事務所に来たときは年金の窓口は2つしかなかったと思いますが、今回はレイアウトが大きく変わっていて年金相談だけで窓口が6カ所に増えていて、待合いスペースにはTVも設置してあり、いすも十分置いてありました。およそ1時間待って、相談開始。厚生年金の記録が消えていたのですが、年金手帳には厚生年金番号が記載されていて、社会保険庁の端末で検索するとあっさり照会できました。結局、年金基礎番号になったときに厚生年金番号とのリンクがうまくとれていなかっただけのようです。厚生年金を登録する書類を書いて手続きは終了しました。この間およそ5分間でした。こんな簡単なことが、出来ていなかったことを考えると、5000万件が消えるのも当然に感じます。
他の方が相談されている様子を見ていると、私たちのように5分で解決という方は少ないようです。来られている方はほとんどもうすぐ老齢年金を受給もしくは開始済みのような年配の方がほとんどで、いざ受け取るようになってから慌ててといった雰囲気です。また、年金に対する基礎的なことを回答しているような様子が見受けられます。年金についての教育を若い方を対象に行う必要があるのではと思いました。
今回の社会保険事務所窓口の対応は、かつてに比べると丁寧になってきていると思いましたが、昼休みが12:15からとなっていて、その間は係員が交代すると掲示があったにもかかわらず、6つある窓口のうち2カ所では、12:05ころに前の相談者が終わると、デスクの片付けを始め、12:10にすでに窓口にはクローズの看板が出ていました。交代の係員が来られたのは12:15を過ぎていました。待合い席はずっと満席だったのにです。これには、せっかく窓口も増やし、昼休みも無くし、社会保険庁の信用回復に努めているのに、もったいないなと思いました。やはり、社保庁の体質はおざなりなお役所仕事なのかと感じたのは、私だけではなかったはずです。

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